奥羽本線米沢駅到着後米沢城址・松が岬公園へ向かう
米沢牛
もともと米沢には牛肉を食べる習慣はありませんでした。上杉鷹山(ようざん)が「興譲館」という学校を創設した際、そこへ招いた英語教師に牛肉を食べさせたところ、その美味しさに感激した英語教師が横浜に持ち帰り、仲間に振る舞ったことからその名が広がっていったというのが米沢牛の始まりとされています。
米沢城址/松が岬公園
水をたたえたお堀が往時の米沢城を偲ばせる松が岬公園。戦国最強の武将と語り継がれる上杉謙信や、「成せばなる 成さねばならぬ 何事も」の言葉で知られる上杉鷹山など、上杉家の史跡が点在する、歴史好きの人にとっては魅力的な公園です。
上杉謙信の銅像
1578年(天正6年)に越後で没した謙信の遺骸は、漆で密閉された壺に入れられ、越後から会津、会津から米沢へと移されました。
上杉神社
米沢城本丸は現在、堀と石垣の一部が残るのみとなっており、米沢城跡に建てられた「上杉神社」には上杉家の家祖として上杉謙信が祀られています。上杉謙信にあやかって開運招福・諸願成就の御利益があると言われています。
上杉神社稽照殿(けいしょうでん)
上杉神社内にある宝物殿「稽照殿」は大正8年に大火に見舞われ、上杉神社を再建する際に建築されたもので、初代藩主の上杉景勝や9代目藩主の鷹山、直江兼続といった偉人たちの遺品や、平安~明治期の工芸品、古文書や武具など貴重な文化財が展示されています。
松岬(まつがさき)神社
上杉神社から出たところには「松岬神社」があり、こちらに祀られているのは経済的に困窮していた米沢藩を再興した第9代藩主である名君・上杉鷹山です。鷹山が次期藩主に家督を譲る際に申し渡したとされる「伝国の辞」の石碑も設置されています。