坂本ケーブル
1927年(昭和2年)開業で坂本駅から比叡山延暦寺までの2025メートルを11分で結ぶ日本一長いケーブルカー。2024年に車両デザインを一新。車両は、1号車の「縁(えん)」号と2号車の「福(ふく)」号の2両編成。ヨーロピアン調のシックなデザインが特徴です。定員136名。
ケーブル坂本駅
比叡山延暦寺
平安時代に伝教大師・最澄が創建し、学問と修行の道場として数多くの高僧を輩出したため、「日本仏教の母山」と仰がれています。日本一の琵琶湖を眼下に望み、京都の町並みを一望できる景勝の地であり、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。「延暦寺」とは、比叡山の山内にある1700ヘクタールの境内地に点在する約100ほどの堂塔伽藍の総称です。延暦寺という一棟の建造物があるわけではありません。山内を地域別に、東を「東塔(とうどう)」、西を「西塔(さいとう)」、北を「横川(よかわ)」の三つに区分しています。これを三塔と言い、それぞれに本堂があります。
宿坊 延暦寺会館2階レストラン「望湖」にて比叡御膳に舌鼓
根本中堂(総本堂)
東塔は延暦寺発祥の地であり、本堂にあたる根本中堂を中心とする区域です。伝教大師最澄が延暦寺を開いた場所であり、総本堂根本中堂をはじめ各宗各派の宗祖を祀っている大講堂、先祖回向のお堂である阿弥陀堂など重要な堂塔伽藍が集まっています。
大講堂
僧侶が法華経の講義を受けたり問答(論議)を行ったりする重要な学問修業の道場。国の重要文化財に指定されています。【主な見どころ】ご本尊:胎蔵界大日如来が祀られています。各宗派の祖師像:大日如来の左右には、比叡山で修行したのちに各宗派を開いた宗祖たち(法然、親鸞、栄西、道元、日蓮など)の木像が安置されており、「日本仏教の母山」としての歴史を伝えています。
戒檀院(かいだんいん)
天台宗の僧侶が正式な戒律を授かるための極めて神聖なお堂。最澄の悲願により建立されたこの場所は、僧侶であっても生涯に一度しか中には入れない特別な聖域となっています。
阿弥陀堂
1937年(昭和12年)に比叡山開創1150年大法要を記念して建立。ここは先祖回向の道場で、本尊に阿弥陀如来をまつり、参拝者が施主となって日々念仏回向が行われています。
法華総持院東塔と阿弥陀堂
法華総持院東塔・・・伝教大師は、国を鎮め国民の幸せを祈るために、日本全国6カ所の聖地に宝塔を建立されました。上層の九輪の部分に仏舎利を祀り、2階の中心に法華経1000部を納め、1階は僧侶一帯の修行道場となっています。
法華総持院東塔から見える琵琶湖
山のデッキ
ケーブル延暦寺駅の2階と屋上には、比叡山山頂からびわ湖の絶景を見晴らせる展望テラス「山のデッキ」があります。天気の良い日には竹生島まで見渡せることもあります。
ケーブルカーの仕組み
ケーブルカーとは、急勾配の線路を上り下りするため、接続したロープで車両を引き上げる「つるべ式」の線路。車両に乗務しているのは運転手ではなく「車掌」。運転手は、山上のケーブル延暦寺駅で運転操作を行っています。車両は、急勾配に沿った形になっていて、横から見ると平行四辺形。社内もプラットホームも階段状になっています。
ターンアウト
ケーブルカーは、上り下りを共有する単線のため、中間地点にすれ違い部分があり、これを「ターンアウト」と呼びます。
